この記事では東京事変の中で、ベーシストの亀田誠治が作曲した曲をまとめて全てご紹介します。
クセの強い曲も少なく、事変初心者にもお勧めできる曲目となっているのではないかと思います。
音楽プロデューサーとしても超一流の亀田誠治の世界を存分にご堪能ください。
亀田誠治作曲の名曲まとめ
透明人間
亀田誠治の曲を語るうえでまず外せないのが『透明人間』。
ベースリフから始まるイントロが印象的な、亀田誠治の真骨頂ともいえるような”優しく”、”心地良い”一曲。
またあなたに逢えるのを楽しみに待って さようなら
というラストの歌詞も相まって、解散ライブのアンコールで歌われたことはもはや伝説として語り継がれています。
閃光少女
次に紹介するのは『閃光少女』
”今この瞬間を大切に生きていこう”という前向きで力強い想いのこもった一曲。
約3分という演奏時間もあり、刹那的な一瞬の美しさが美しく表現されています。
こちらもまた「詩:亀田誠治、曲:椎名林檎」に外れ無し、と思わせてくれるようなナンバーです。
(ライブパフォーマンスも圧巻ですのでぜひ。)
スーパースター
続いては『スーパースター』。
スローテンポながらも力強く、東京事変の魅力が最大限に表れている楽曲です。
ちなみに椎名林檎はイチローのファンであり、この曲の”スーパースター”はイチローをイメージして作られたと言われています。
私生活
『私生活』は東京事変を代表するバラードナンバー。
やわらかいメロディーはまさに亀田誠治らしさ満載です。
また、2022年にはデジタルシングルとして「私生活 新訳版」が通常版から15年の時を経てリリースされています。
空が鳴っている
亀田誠治が氷点下を意識して作ったという『空が鳴っている』。
『閃光少女』のような疾走感あふれるナンバーです。
『閃光少女』がお好みの方にはぜひこちらもお勧めです。
恐るべき大人達
アルバム『大発見』より『恐るべき大人達』。
この曲は椎名林檎との共作で、初めて椎名林檎が亀田誠治の作品に手を加える形となったレアなケースです。
亀田誠治の原曲を基に、椎名林檎が歌メロを変えていき完成させたのだとか。
21世紀宇宙の子
こちらも『大発見』より。
そしてこちらはピアノの伊澤一葉との共作です。
伊澤一葉が担当した個所はBメロ部分。作曲者の違いを意識しながら聞くとより面白い曲に感じられるかもしれません。
タイムカプセル
亀田誠治が作詞も手掛けている『タイムカプセル』。
「作詞作曲:亀田誠治」は東京事変としては初の試みでした。
個人的には『私生活』を彷彿とさせる一曲だと感じます。
この曲に関するご本人のコメントはこちら。
これは父について書いた曲です
昨年僕は父親を亡くしたのですが、その時に彼を亡くした悲しみと共に、「自分が引き継いだ命を、子どもたちはどう繋いで行くのか」と考えて。父だけではなくその祖先から自分までの系譜を思った時、「今の自分は人生のどんな場所にいるのか」と考えて、それを確認するために書いた曲でした。
「閃光少女」や「21世紀宇宙の子」などこれまで”子供世代への曲”を多く製作してきた亀田誠治。
そういった意味でも挑戦的な一曲と言えるかもしれません。
活動再開後の作品
現役プレイヤー
2020年、東京事変は8年ぶりの新作EP『ニュース』をリリースしました。
その中の亀田誠治作曲の楽曲が『現役プレイヤー』。
曲のテーマ性もベースのグルーヴ感も”亀田節”全開です。
毒味
2021年発売のアルバム『音楽』より『毒味』をご紹介。
個人的には亀田誠治の楽曲の中でかなりベースの主張が強い曲だと感じます。
また、椎名林檎曰くこの楽曲は”羽生善治へのラブレター”とのこと。
つい震える その利き腕
という歌詞は、羽生善治が「勝着手が見えると手が震える」と語ったインタビューを基にしたものなのだとか。
獣の理
こちらもアルバム『音楽』より。
非常に落ち着いた雰囲気で安心感のある一曲です。
アニメ、ゲームの主題歌としても使用されました。
原罪と福音
最後にご紹介するのは2021年にリリースされた『原罪と福音』。
”亀田イズム”の詰まった名バラードです。
やはり亀田誠治の世界観は優しく美しい。そんな風に思わされる一曲ではないでしょうか。
まとめ
亀田誠治が作曲した東京事変の楽曲を全曲ご紹介しました。
やはり完成度か高く、”やわらかい”楽曲が揃っている印象です。
超一流の音楽家が揃ったバンド、東京事変。
作曲者に注目して聞いてみる、というのもまた一興なのではないでしょうか。
それではまた。